意見広告・議会報告
市政報告 資源の戸別回収実施へ市が見直しに言及 大和市議会議員 町田れいじ
今月行われた市議会での質疑(一般質問)で、 大和市は初めて資源の戸別回収実施に向けた現行方式の見直しについて言及しました。市議会ホームページで会議録をお読みいただけるまでにはしばらく時間がかかることから、ここでは質疑の要旨をご報告いたします。
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Q.現在行われている資源回収の「リサイクルステーション方式」はもう限界です。自治会にとってはただでさえ担い手が不足している中で、その役決めが非常に大きな負担となっています。中には様々な事情からどうしても引き受けられない方、どうしても引き受けたくない方が自治会を抜けるといったことまで起きています。
そうまでして自治会に担わせている一方で、自治会に加入していない住民もリサイクルステーションを利用する、いわゆるフリーライドを黙認した状態となっており、平等性の観点からは是正が必要との声もあります。そもそも高齢者の一人暮らし世帯などでは重い物を運ぶのが大変ですし、近所の人にお願いするというのも難しいうえ、市の北部では住宅の過密化によってリサイクルステーションの場所を確保・維持すること自体も難しくなっています。
県内では現在のところ藤沢市が行っているのみですが、東京都では26市中22市で戸別回収が行われています。これは子育て世代から高齢者まで全市民に対し広く恩恵をもたらす公益性の高い事業であり、不法投棄や分別の不徹底などを抑止する効果もあります。ただ、現在の方式のままが良いという地域があるかもしれませんので、市民の声をしっかり聴きつつ、数年後を目途にリサイクルステーション方式を廃止し戸別回収に切り替える方向で検討を開始すべきであると考えます。
A.古谷田市長:資源回収のリサイクルステーションについては地域から様々な声があり、最優先の課題であると認識している。戸別回収をするとなると大幅な経費の増加が見込まれるなど解決しなければならない問題があるが、実施に向けた見直しについては自治会や地域の意見を伺いながらモデル地区を設けるなど、より良い方法をスピード感を持って考えていく。
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