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公開日:2025.07.18

引地台中松岡さん
全国大会へ一番乗り
県選抜陸上の走幅跳で

  • 賞状を持ち意気込む松岡さん

 引地台中学校3年生の松岡晶佑さん(15)が、7月5日・6日に三ツ沢公園陸上競技場(横浜市)で開催された第38回「神奈川県中学校選抜陸上競技大会」の男子共通走幅跳で優勝した。今大会で全国標準記録を超えたことで8月17日から開催される全国大会への出場権を獲得した。

 同大会は、県内の各エリアで行われた予選を突破した選手のみが出場できる。松岡さんは大和・海老名・座間・綾瀬・厚木・相模原市で構成される県央エリアの予選を勝ち抜いた。

 走幅跳に出場したのは32人。松岡さんは予選をトップで通過し、上位12人のみが進める決勝ラウンドに駒を進めた。

 決勝でも実力を発揮した松岡さんは自己ベストを更新する6m65を記録。他を寄せ付けない跳躍をみせ優勝を果たした。全国大会の出場条件である「全国標準記録」の6m60を超えたため、8月17日から20日に沖縄県で開催される、第52回「全日本中学校陸上競技選手権大会」への切符を手にした。

 全国大会に出場するには、予選会で標準記録を超える必要があり、県大会などで上位入賞すれば出場できるわけではない。走幅跳の標準記録を超えたのは、同大会終了時点では県内で松岡さんだけだという。

 松岡さんは「大会当日はベストコンディションとは言えませんでしたが、周りの空気に飲まれず、競技を楽しむことができました」と笑顔で振り返った。

夢を叶える

 松岡さんが陸上を始めたのは6歳のころ。姉の友人が入っていたクラブの体験会に参加したことがきっかけだった。

 小学2年の時に走幅跳を始め、そこからメキメキと力をつけていった。小学生の時にもさまざまな大会で活躍していたが、全国大会への出場はかなわなかった。

 松岡さんは「全国大会への出場は小学生の時からの目標だったのでうれしい」と喜びを語った。

 現在、「ちはや陸上クラブ」に所属し、週4〜5日の練習に取り組んでいる。「日々支えてくれている両親への恩返しのためにも全国大会では良い記録を残したい」と意気込んだ。

 松岡さんは高校進学後も競技を続ける。目標は世界陸上の日本代表として活躍すること。その後は「指導者として陸上競技に関する仕事をしていきたい」と夢を語った。

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