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公開日:2025.08.01

市消防
8年ぶり全国大会へ
関東地区指導会で1位

  • 全国大会に出場するメンバー(左から吉澤さん、佐久間さん、住吉さん、知念さん、山口さん)

 大和市消防は7月18日、県消防学校(厚木市)で開かれた消防救助活動の技術を競う第53回「消防救助技術関東地区指導会」に出場し、「引揚救助」の種目で優勝した。この結果を受け、8月30日(土)に兵庫県消防学校で行われる第53回「全国消防救助技術大会」に関東地区代表として8年ぶりに出場する。

 大和市チームが1位に輝いた「引揚救助」は、地下やマンホール等での災害を想定した訓練で、5人1組で行う。搭の上から空気呼吸器を着装した2人がロープを使って降下し、要救助者を4人で協力して塔の上へ救出した後、ロープを登り脱出するまでのタイムと安全性、確実性を競う。

 関東地区指導会には東京、神奈川、群馬、栃木、茨城、埼玉、長野、山梨、静岡、千葉の1都9県の代表が出場。引揚救助では24チームが技術を競い合いあった。

 大和市からは住吉良太消防副士長(31)、知念学消防副士長(28)、佐久間悠太消防副士長(28)、山口駿太消防副士長(27)、吉澤巧実消防副士長(26)の5人が出場した。減点なしで競技を終え、2位と0・8秒差をつける77・2秒で優勝。8年ぶりに全国大会への切符を手にした。

目指すは優勝

 同チームは2年ほど前に結成された。昨年は関東地区指導会に駒を進めることができなかったことを踏まえ、とくにチームワークの向上を重視してきたという。

 吉澤さんは「同じメンバーで絆を深められたことが勝因では」と振り返る。知念さんと佐久間さんは支えてくれる周囲への感謝とともに、「日本一となって恩返しがしたい」と述べた。リーダーを務める住吉さんと山口さんは全国大会に向け、「普段の訓練通りに出来るよう、本番に強いチームをつくり優勝したい」と意気込みを語った。

 市消防は、2013年に行われた全国大会の「引揚救助」で優勝している。

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