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公開日:2025.08.22

濱崎姫琉さん(大和東高3年)
逆転優勝で全国制覇
高校ボウリング選手権で

  • 賞状とメダルを手に笑顔の濱崎さん

 桜ヶ丘ボウリングセンター(深見)のアマカスアカデミーに所属する濱崎姫琉さん(18)がこのほど、稲沢グランドボウル(愛知県)で開催された第49回「全日本高校ボウリング選手権大会」の女子個人戦で優勝した。

 同大会には全国から予選を勝ち抜いた選手300人以上が参加した。濱崎さんの女子個人戦には98人が出場。予選9ゲーム、決勝3ゲームの計12ゲームの総得点で優勝を争った。

 予選初日、濱崎さんはボールコントロールに苦しみ序盤はスコアが伸び悩んだ。しかし、すぐにボールを変更し気持ちを切り替え11位につけた。

 2日目、3日目も順調にスコアを伸ばし、3日目にはその日の最高スコア703を記録し、首位と26点差に迫る2位で予選を通過した。

 決勝は、予選を1位通過した選手と一進一退の激戦となったものの、最終ゲームに1投目から7投目まで連続ストライクを決めるなどして逆転優勝を果たした。

 濱崎さんは「全国規模の大会での優勝は高校に入ってから初めてだったのでうれしい。中学生の時にも制覇している大会で優勝できて良かった」と振り返った。

姉妹でプロに

 濱崎さんがボウリングを始めたのは5歳の時だった。姉2人がスクールに通っており、コーチに「筋がいい」と誘われた。中学生の時に競技から距離を置いた時期もあったが、姉のりりあさん(20)から「姉妹でチームを組もう」と言われ気持ちが再燃した。高校に入学してからは学校生活、アルバイト、練習と忙しい日々を送る。

 濱崎さんの目標は、来年のプロテストに合格しプロになること。「姉(りりあさん)も一緒にプロテストに挑戦するので、2人で合格し姉妹でプロボウラーになりたい」と笑顔を見せる。

 プロテストには学科試験もあり「勉強は苦手」と語るが、合格に向け日々机にも向かっている。そんな濱崎さんは、「メンタル強化」と「感覚をつかむこと」を課題に掲げ、プロボウラーへの道をひた走る。

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