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公開日:2025.09.05

「今までで一番早い」
各地で稲刈り始まる

  • コンバインで稲を刈っていった=1日・深見の一ノ関で

 市内深見の一ノ関地区で1日、稲刈りが行われた。猛暑の影響などで稲の生育が早まったと考えられ、この日作業にあたった深見在住の眞壁浩二さん(65)は「今までで一番早い時期の稲刈りになった」と話している。

 眞壁さんによると、5月上旬に田植えを行い、7月20日には稲穂がのぞき始めたのを確認した。

 「昔は穂が出て40日後に稲刈りという目安があった」というが、連日の暑さで稲の生育が早まり、35日ほどが経過したころ「これ以上置いておけば枯れてしまう」と判断、例年よりおよそ1週間早い稲刈りとなった。

 市農業委員会の会長を務め、長らく農業に従事してきた眞壁さんは、「今までで一番早い稲刈りになった」と驚く。ただ、450坪の水田から800キロを収穫する見込みといい、「昨年以上の収穫量で味も期待できそう」と笑顔で額の汗を拭った。

27トン見込む

 市農業応援課によると、大和市の水稲の作付面積は5・8ヘクタールで、2025年の収穫量はおよそ27トンを見込む。

 市内では深見の一ノ関、島津、森下地区で県の独自品種「はるみ」、下和田では「キヌヒカリ」などがそれぞれ生産されている。深見の各地では稲刈りが始まっているが、下和田の水田は毎年4月29日に行われる「レンゲまつり」の会場で、田植え時期が深見よりも遅く、稲刈りは9月7日ごろの見通し。

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