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大和 文化

公開日:2026.09.19

仲見世亭せん弥さん 創作落語で最優秀賞 初出場で快挙

  • 受賞を喜ぶせん弥さん=本人提供

    受賞を喜ぶせん弥さん=本人提供

 大和市鶴間でクリーニング店を営むアマチュア落語家の仲見世亭せん弥(本名/澤田騎誉寛)さん(61)が9月12日、めぐろパーシモンホール(東京都目黒区)で開催された第6回「目黒区新作落語コンテスト」で最高位にあたる最優秀賞を受賞した。

 同コンテストは「目黒区民まつり」の一環で行われ、「目黒にちなんだ題材」を盛り込んだ自作の新作落語を競う大会。アマチュア限定で全国から32組の応募があり、プロ落語家2人による動画審査を突破した5人が決勝大会に臨んだ。

 せん弥さんは3番目に高座に上がり、新作落語を披露した。

終活を笑いに

 せん弥さんが披露した演目は『川桜』。目黒不動尊参詣と目黒川の花見を楽しんだ夫婦が、還暦を迎えた夫の健康管理や終活、葬儀の準備、戒名、返礼品について軽妙な珍問答を繰り広げるストーリーだ。

 せん弥さん自身の両親を見送った実体験や墓石の隣に咲く桜の木から着想を得て、約9カ月かけて練り上げた。

 現地の目黒へ5回以上足を運んだほか、作中に登場する葬儀の仕組みや俳句なども調べた。重くなりがちなテーマを夫婦愛と笑いに昇華させ、最後は天国で落語をするという夫に対し、妻が客席の「サクラ」になると答える温かいオチで会場を魅了した。プロと会場客の投票で厳正な審査が行われた。

 審査員からは演目と本人の雰囲気との一致や、古典落語で培った美しい所作やセリフ回しを評価された。

 9年前に「一生に一度だけ高座に上がりたい」と落語教室に通い始めたせん弥さん。「最優秀賞には驚いたが、仲間からの祝福で実感が湧いた。支えてくれた人に感謝したい」と振り返った。

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