海老名市立中央図書館(上郷)の指定管理者に関する一連の報道(本紙前号・既報)について、内野優市長が10月30日に記者会見を実施。指定管理者の「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」(CCC)と「図書館流通センター」(TRC)の協力関係見直しが取り沙汰されていた問題が一転、今後も継続して共同運営していく事が分かった。
市立中央図書館の運営に際し、方針の相違などからTRC側がCCCとの関係見直しを示唆したとされる今回の問題。一連の報道を受け、市では早急に事実確認を行い、両社が共同事業体として引き続き指定管理を行っていく方向性を確認したという。
また、両社が連名で海老名市に宛てた謝罪文では、市と市民に心配と迷惑を掛けた事を詫びると共に今後についても記述。「より良い図書館運営に向けた改善を進めながら、共同事業体として、2社共に基本協定満了日の2019年3月31日まで責任を持って協定内容を履行することをお約束致します」との姿勢を打ち出している。
内野市長は「今後も、両社の強みを図書館運営に活かして欲しい」などとコメント。カフェや書店を併設するなど、従来にない斬新な発想を取り入れた、いわゆる「TSUTAYA図書館」がオープンしてから1カ月が経過し「利用者の反応は全体として好評」と総括した。
課題点は改善へ
リニューアル後の図書館について市が行った利用者アンケートでは、全体を通して大多数の人が高い満足度を示している。
一方で、以前から問題視されている配架・分類方法や選書については高い満足度が得られていないという結果だった。結果を受け、館内に配架図や「あいうえお」の仕切りを設置するなど配架・分類方法を修正。検索機においてもマニュアルを設置するなど、市民への要望に応えていく形となった。また選書に関しては、指定管理者両社の複数の図書館司書による「選書委員会」が選定し、3館長が決定するシステムを整えた。そのほか、4階のキッズライブラリーの段差について市民からの要望があり、車イス対応のスロープなど、ハード面も改善していくという。
市長は改善要望について「新しい取り組みに対する反応」といった認識を示した上で「さらに良いものとして進化させたい」と意欲をみせている。
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