気象予報士の資格を持つ市職員として「気象予報担当」の職務を兼任する 夏目 雄一さん 勝瀬在勤 38歳
常に「先を読む」
○…企画財政課の市職員として勤務しながら、気象予報士の有資格者として「気象予報担当」の職務を兼任。雪や台風、大荒れなど特異な天候の際に市内で起こり得る天気を予測し、市長が防災対策などの最終判断を下せるようサポートする。14年前の入庁時から自身の専門性を活かし予測資料を作成し始め、5年前から正式に気象予報担当になった。毎日1回は欠かすことなく1週間先の天気を確認しており、365日24時間、夜間も休日も気は休まらない。「海老名という局所的な地域の予報を出すことにやりがいを感じます」
○…いつの頃からか天気に興味を持つようになり、中学時代には天気予報のテレビ番組を録画し後から見返したり、電話サービス177で天気を確認するほど熱中した。高校1年の時に気象予報士の資格が誕生すると「資格を取りたい」と強い思いを抱き、2年生で初受験。大学生になり「やっぱり学生のうちに取得したい」と、独学で再挑戦し見事試験を突破した。
○…大和市出身で、2人兄弟の長男。父の影響で幼い頃から将棋に夢中になり、小学生の頃は教諭と将棋を指して楽しんでいた。高校2年の時には教諭たちの誘いで将棋部創設に携わり、卒業までの2年間部長を務めた。卒業後は気象関連を学べると東京理科大学の物理学科に進学。積乱雲から下向きに爆発的に吹き降ろす気流「ダウンバースト」を再現する数値シミュレーションなどの研究に没頭した。大学でも将棋部に所属。2年生の時には日本将棋連盟主催の全国オール学生将棋選手権戦・個人戦に出場しベスト16に輝き、3年生では主将を務めた経験も。
○…現在は夫人・娘・息子と暮らす。将棋は今でも続けており、空き時間にネットで対局したり、中継を見ては楽しんでいる。モットーは「常に先を読んで行動する」。一歩先を読み、悪天候を見逃さないよう常に気を配り続ける。
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