海老名ゆめクラブ連合会の会長を務める 橋本 賢司さん 本郷在住 80歳
第2の人生、地域とともに
○…60歳以上の人が加入し、健康づくりやバス旅行、作品展などさまざまな活動を行う50の老人クラブが集まる「海老名ゆめクラブ連合会」。先日、同団体最大イベントの大運動会を無事に終え、会長として安堵の表情を浮かべる。「500人を超える会員が怪我もなく、自分のペースで各々の力を発揮することができて何より」と目を細める。
○…生まれも育ちも本郷。設備や機械の設計に携わった会社員時代は、朝早くから都内へ向かい、海老名に戻ってくるのは真夜中という日々。「残業200時間なんて当たり前。それが美徳とされていた時代でした」と笑う。定年後も職に就き、70歳まで勤め上げたが、地域活動に参加し始めたのはその頃。「サラリーマンをやっていると、地域のことがさっぱり分からない。今まで何もやらずにいたので、少しでもお役に立てれば」と地域に出るように。これまで防犯指導員や青色パトロール、災害ボランティアネットワークなど、活動の幅は多岐にわたる。
○…各所で会長職などを務めてきたが、最近は家庭菜園をしてのんびり過ごすのが日課。クラブではゲートボールに似たスカットボールやカローリングの軽スポーツに参加する。「どちらも考えて狙った所に打ち込むので、頭を使うし、盛り上がりますよ」と健康づくりにつなげている。
○…遠慮がちに語った夢は、四国遍路八十八ヶ所巡り。「88歳を迎えるまでに達成したいと思っているけれど、挑戦しないまま諦めてしまうかも」とはにかむ。2期務めたゆめクラブの会長職は3月末でその役目を終える。「会員がクラブの行事に参加できるのは『元気』だという証なので、一人でも多くの人に参加してもらいたい。行事を無事に終えられるだけで最高です」と語った。
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