親子2代で農業を営む海老名市大谷北の伊田順一さん(39)は、県内でも珍しいニラの生産者。収穫晩期となる11月に向けて出荷の真っただ中にある。
JA全農かながわによると、県内でニラを生産している農家の数は「実態を把握しきれていないほど少ない」。伊田さんの話では「県内にニラ専門の農家は自分しかいないのでは」という。
伊田さんがこだわるのは屋外で育てる露地栽培。直射日光を浴び、風に吹かれて成長することで、ニラ本来の甘味や香りが増し、味に深みが出るという。市場で流通するニラの多くは効率のいいハウス栽培だが、これからも露地栽培を続けるという。
そんな伊田さんのニラに、海老名市中央の中華料理店「チャイナハウス丸福」が注目している。同店では今年9月から、海老名ニラ餃子(5個360円)の提供を始めた。オーナーで料理人の鈴木幸一さん(64)は「普通のニラより香りが強い。餃子のタネによく合う」と太鼓判を押す。
ニラの収穫時期は11月上旬まで。丸福のニラ餃子も同時期に販売終了となる。伊田さんのニラは海老名市大谷のJAさがみグリーンセンターと座間市広野台のイオンモール座間で購入できる。
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