座間市の芹沢公園での美化活動に貢献する 後藤 哲雄さん 座間市東原在住 83歳
海老名・座間・綾瀬版
公開：2021年9月24日
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花咲かす地道な努力
○…座間市の芹沢公園で咲き誇るコスモスの植栽をしている地域の老人クラブ「芹沢清流会」で、「花担当」として毎日観察に行き、水やりや雑草取りをしている。水やりは１回１時間半〜２時間を要し、暑い夏の日には１日おきに取り組むことも。「今年もコロナ禍でクラブの活動がほとんどできない中、コスモスをきれいに咲かせることができてとても嬉しい」と話す。
○…芹沢公園の整備が完了した２０１７年当時に清流会の会長を務め、「公園づくりに参加したい」と市に打診し、花壇の一部管理を実現。個人としても公園駐車場や管理棟の施錠を請け負い、台湾少年工の歴史を伝える顕彰碑の見守り隊にも参加している。「整備が終わって明るい雰囲気になり、来園者が多くなった。いい公園なので、貢献できることはしたい」と力強く話す。
○…山形県鶴岡市の農家に７人きょうだいの３番目に生まれる。中学時代は卓球に熱中し「村一番で大会で負けたことはなかった」。22歳で日本電気への就職を機に川崎へ。総務畑を歩み、全国各地の営業所の社内環境の改善や採用を担当した。「北海道から沖縄までほぼ全ての営業所に出張した。総務は『支える』仕事。様々な人と交流できたことが財産」と振り返る。１万人を超える従業員の選抜者で争った卓球の社内大会での優勝も思い出だ。
○…還暦を迎えた頃に誘われて老人クラブに入会。71歳から９年間会長を務め、「世代交代が必要」と昨年職を降りた。趣味は自宅の前にある畑での家庭菜園。「幼少期から農業を手伝っていたことが今に生きている。手をかけると結果がついてくる。コスモスも同じ」。カラオケも好きで演歌を愛する。家族は妻、一男一女、孫二人。
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