第49回衆議院議員選挙で神奈川13区から初当選を果たした 太栄志(ふとりひでし)さん 大和市在住 44歳
令和の"西郷どん"国政へ
○...与党の現職幹事長を破る「大金星」で、一躍時の人になった。奇しくも立憲民主党の代表が指摘した「『風』に頼らず、地域に根ざした活動の重要性」を体現。短期決戦の選挙戦だったからこそ「地域に根ざした5年半の草の根活動」がものをいう勝利となった。
○...生まれ故郷の鹿児島県沖永良部島は、郷土の偉人・西郷隆盛が島流しに遭い、「敬天愛人」の思想を生んだ地。島には西郷を祭る神社があり「物心ついた頃から身近で、影響を濃く受けてきた」と自認する。小さい頃からスポーツが得意で、桑田真澄投手・清原和博選手の「KKコンビ」に憧れ、プロ野球選手を夢見た。「なれるものなら今でもなりたいですよ」と少年のような口調で語る。島には野球チームがなく、毎日ソフトボールの白球を追った。
○...高校3年時、漠然と「人の役に立ちたい」との思いから教師か医師の道を考えていたが、戦後50年の節目に起きた阪神大震災やオウム真理教の事件などから「社会の転換期」を肌で感じた。当時読んだ三浦綾子の「銃口」から、それまで余り関心のなかった「社会」に目を向けるきっかけを得た。「戦争の不条理から国、平和を守るため」選んだ道が政治家だった。
○...大学院を卒業後、代議士秘書やアメリカでの武者修行を通じ、国際政治や外交、安全保障について学んだ。基地のある街からの立候補を熱望し、当時の民主党から指定されたのが厚木基地のある神奈川13区だった。「『相手は大臣だぞ』などと心配されたが、念願だった政治活動ができる喜びの方が大きく、気にならなかった」と泰然としたもの。いよいよ国政という新しいステージが幕を開ける。『コロナ復興』を最優先に「有事に強い国を作っていく」と力強く語った。
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