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海老名・座間・綾瀬 人物風土記

公開日:2023.05.26

神奈川県商工会青年部連合会の第25代会長に就任した
柏木 秀一さん
綾瀬市寺尾南在住 36歳

「蒼天」に向かって挑戦

 ○…若手経営者や後継者など、約600人が在籍する大所帯の旗振り役に自ら名乗り出た。2年間務めた副会長としての経験から、「挑戦してみたい」という思いが突き動かした。コロナ禍がひと段落したのもつかの間、地域経済に目を向けると円安や原材料費の高騰など、依然として厳しい状況にある。所信表明には座右の銘とする「雲外蒼天(うんがいそうてん)」を用いて、試練の先に快い青空が見えてくるという願いを込めた。

 ○…綾瀬市出身。アルバイトに夢中になって留年し、在校2年で自主退学した高校時代の挫折が根っからの負けず嫌いに火をつけた。理容師専門学校時代に不安視する講師を尻目に国家試験に合格すると、理髪店などに勤めて26歳で一念発起。ハウスクリーニングなどを手掛ける「(株)オーククリーン」を起業し、独学でノウハウを学びながら代表として経営を軌道に乗せた。綾瀬市商工会青年部では2019年に「桜まつり」の事業委員会事業委員長を務め、イベントを成功に導いた。

 ○…中学生から2歳までの4人の娘を育てる父親で、子どもの前では「背中で語るタイプ」を貫き、仕事や青年部活動の話を家庭に一切持ち込まない。県青年部の活動で県外への出張も多く、留守中を預かる妻には感謝の言葉がいくつも並ぶ。お盆や年末は家族のために尽くす旅行が恒例行事。「出発時間から食事どころまで、あらゆるプランを企画して家族に提案します」と笑う。

 ○…任期2年の会長職にあたり、初年度は県内19商工会に設置された青年部に足を運び「人と人をつなぐパイプ役に徹したい」と語る。まちに活気を与えるのが青年部の役目の一つと捉え、「よくしていこうという自分の熱量を伝えたい」という思いを話した。

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