1月18日に品評会と販売会を主催する神奈川県いちご組合連合会の会長 澤地 正典さん 海老名市中河内在住 67歳
「いちごとともに生きる」
○…果肉の色づきや形などで優劣を定める、神奈川県いちご組合連合会品評会が1月18日に海老名市役所で開催される。主催の連合会で会長を務める。自らも「とちおとめ」と「かなこまち」を出品する。「当日出せる最高のいちごを出したい」と意気込み、販売会では「会所属のいちご農家たちが、この日のために丹精込めて育てたいちごを出品する。購入もできるので足を運んでもらえたら」とPRに余念がない。
○…海老名市中河内出身。80年以上続くいちご農家に生まれた。幼少期から2つ上の姉とパック詰めや木箱づくりなどを手伝った。「最初はいやいやでした」と苦笑い。しかし、両親が休みなく働く背中を見てるうちに「自分が頑張らなくてはいけない」と家業を継ぐ決心をした。大学卒業後すぐに就農し、県技術センターや産地を巡り勉強するなど、45年間心血を注いできた。「いちごとともに生きている」。
○…妻と息子夫婦と4人の孫の大所帯。趣味はスポーツ観戦で特にボクシングの井上尚弥選手のファン。世界デビュー戦当時から試合には必ず足を運び応援してきた。「一瞬一瞬の勝負をしている空気感がたまらない」と魅力を語る。孫が畑にいちごを食べに来たり、手伝いに来るのは家族の大切な時間。「たくさんパワーをもらっている気がする」と目じりが下がる。
○…海老名のいちごの品質は「神奈川県や全国的に見ても高い水準にある」と自負する。一方で昨今の物価や燃料費の高騰を受け厳しい農家が多いことを危惧する。生産農家に多く還元できるように、直売所を増やすなどJAと協力した販売路の拡大の必要性を強調する。今後の目標は海老名に2店舗目の直売所を開くこと。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>