綾瀬市の「道の駅」の早期整備を求める陳情の継続審査が4日、同市議会の経済建設常任委員会(笠間功治委員長ほか6人)で行われ、賛成多数で趣旨了承とされた。同様の陳情1件もみなし了承された。
陳情は綾瀬市園芸協会(田中浩一会長)が12月定例会に提出したもの。審査した経済建設常任委員会が継続審査としていた。採決に参加しない委員長を除く委員6人の意見が賛否と継続審査で割れ、武藤俊宏氏(志政あやせ)が「問題点を再度検証して慎重に判断したい」、天笠哲史氏(公明党)が「開業に向けて新たにスタートしたばかり」と意見を述べて継続審査への道筋をつけた。
今年2月には、綾瀬市工業団体連合会(丸山裕司会長)も同様の陳情を提出。別の住民組織も推進の陳情を準備するなど、早期整備を求める動きが強まっていた。
道の駅は当初2022年春の開業を目指していたが、建設地として市が選定した市役所北側の農地に建設資材の埋設物があることが発覚した。そのため市は昨年1月、建設地を市役所南側の農地に変更。23年度に再度、地質・地歴調査を行い、安全性を確認したうえで用地取得に向けた測量に入りたい考え。
4日の継続審査では、武藤氏と天笠氏のほか12月議会では同様に継続審査を求めていた古市正氏(志政あやせ)が賛成に回り、賛成多数で趣旨了承となった。
一連の陳情審査では、議員間で議論を深めるために陳情者に質疑する同市議会の参考人制度は活用されなかった。
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