「座間駅前を盛り上げ隊」の代表として「座間ベンチプロジェクト」に取り組んだ 岡田 拓也さん 座間市立野台在住 53歳
坂から広げる地域の絆
○…座間駅前の急な坂は地域の個性である一方、外出のハードルにもなる。「坂を生かし、人に優しいまちづくりをするためにベンチがほしい」と考えた。「まちの課題ついて皆で考えるきっかけに」と、クラウドファンディングを活用して、目標だった2基分の資金を集めた。「多くの方に支援してもらえたことが嬉しい。人が集まり、交流の場になれば」とベンチが利用される様子を思い描く。
○…兵庫県川西市出身。就職を機に座間に移住したのは26歳の時。会社の寮が相武台にあり、利便性や住環境が気に入った。結婚に伴い寮を出ることになった時も座間市内にこだわり、その後、3回の引っ越しもすべて市内だった。「落ち着いた場所に住みたかった。座間駅前は景色も人も素朴で、居心地がいい」。座間のまちについて話し始めると自然と笑顔になる。
○…30代の頃、仕事のため3年間、小笠原諸島で生活した。島には大きな店もなければ、人も少ない。何もないが故に、協力し支え合う土壌があった。地域で子どもを育て、上級生は下級生の面倒を見る。人々のつながりの強さに衝撃を受けた。「島で見た地域の絆を座間でも生み出せないか」。そう考え「座間駅前を盛り上げ隊」を立ち上げた。
○…思いついたらやってみる性格。毎週土曜日朝の清掃活動は「通勤で使う駅前をきれいにしたい」との思いから始めた。「ゆるく長く、できることをやる」を会のモットーに、活動への参加は強制しない。それでも、力を貸してくれる仲間がいる。「私たちに限らず、座間のために頑張る人がたくさんいる。座間が好きという思いでつながっている」。島で見た「地域の絆」を座間の地でも見つけた。
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