思い出を語ることで介護予防につなげる「回想法」を取り入れた「お話しサロン」が10月2日、さがみ野中央自治会館で開かれた。
回想法とは、「小さい頃の遊び」などのテーマやアイテムをもとに、高齢者が思い出を語り合い、脳を活性化させるもの。認知症の予防、重症化の軽減などに効果があるとされる。
サロンは、市と「回想法プランニング座間」による市相互提案型協働事業の一環として開かれた。同事業では、回想法の進め方やリーダーの役割を学ぶ講座を春から夏に実施。これを受講した市民が、実践の場として地域サロンを開いた。
この日は、地域から8人が参加。全8回の初日ということもあり、自己紹介を兼ねて、出身地や小さい頃のあだ名、昔の食べ物などを語り合った。初対面の参加者が多い中、それぞれの思い出が呼び水となり、サロンは盛り上がりをみせた。
参加者の1人は、「思い出を話せてうれしい。共通の話題もたくさんあった」と喜んでいた。サロンの司会進行を務めた渡辺敏男さんは、「全体の進行を考えて、時には話を止める必要もある。それが難しかった」と振り返った。
参加者を募集
回想法プランニング座間では、広野台自治会館で開催中のサロンの参加者を募っている。初回は既に終了しており、今後の日程は10月15日・29日、11月5日・19日、12月3日・17日、1月21日の予定。時間はいずれも午前10時から1時間。参加費は1回300円。希望者は市介護保険課【電話】046・252・7084。問い合わせも同課へ。
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