消防操法大会で全国出場を決めた座間市消防団第5分団の分団長を務める 大矢 恵介さん 新田宿在住 34歳
第5分団の頼れる兄貴
○…第51回神奈川県消防操法大会ポンプ車操法の部で最優秀賞に輝き、悲願の全国大会出場を決めた座間市消防団第5分団(新田宿・四ツ谷)。選手選考から携わり、選手をサポートしてきた。「1月から長い間練習してきた成果。本署をはじめ、みんなのバックアップがあっての勝利」と晴れやかな表情で語る。前回同部門で全国出場した第3分団は準優勝だった。「第3分団の忘れ物を第5分団が獲りに行く」と意気込む。
○…生まれも育ちも新田宿。農家の長男として生まれ、バイク好きが高じて高校卒業後は自動車整備の専門学校へ。友人の誘いで屋根防水の職人として働き、結婚後26歳から家業を手伝うようになった。消防団に誘われたのもちょうどその頃。「初めは知らない人ばかり。それでも地域の仲間と一緒に訓練していると楽しかった」と懐かしむ。分団長に就任したのは今年の4月。操法大会へ向け周囲と練習メニューを相談して組むなど、様々なまとめ役を担った。「やるからには勝ちたい。自分たちがやってきたことを全て本番にぶつけよう」。分団員一丸となり、初の全国切符をつかんだ。
○…「休日という休日は無い」というほど多忙な日々。それでもたまの休みにはバイクにまたがり、仲間とツーリングを楽しむ。家に帰れば3児の父。「家の中は騒がしいですよ」と充実感を漂わせる。それでも夜は訓練に明け暮れることが多く、「『今日はパパいるの?』と聞かれると複雑」と苦笑い。
○…「昔より自営業が減り、若い人が入りづらくなっている」。だからこそ自治会の行事には積極的に関わり、仲間集めのための情報収集は欠かさない。「第5分団は座間で一番平均年齢が若い。いい結果で盛り上げて次へとバトンタッチしたい」
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