子育て情報誌「ざまっぷ」の編集委員長を務めた 上原 由実子さん 相模が丘在住 38歳
子育てを「孤」育てにしない
○…「子育てを『孤』育てにしない」――。そんな情報誌「ざまっぷ」が、約1年をかけて完成した。市内のマップやコミュニティバスのコース・時刻表、市内外の公園情報など、子育てする上で必要な情報が詰まった力作だ。7人の編集委員は、子育て真っ盛りの現役ママ。編集作業と子育ての両立は苦労も多かっただけに、「形になって嬉しかった」と喜ぶ。
○…岩手県で生まれ、4歳からはずっと相模が丘暮らし。26歳で結婚すると、6人の子宝に恵まれた。ざまっぷの存在を知ったのは、長女をお腹に宿している時。訪れた市役所出張所に置いてあったという。「子どもを連れて行ける場所が載っていて、おもしろいなと思った」。出産後に入手し、子育てに役立てた。作り手に回る事になったきっかけは、一昨年に行われた座間市主催の子育て講座。人手不足から声がかかり、「経験は無かったけど、色々な人にお世話になったから何か恩返しが出来たらいいな」と快諾した。
○…家族旅行が趣味。今年の夏には新潟県湯沢町へと出かける予定だ。「冬は毎週スキーに行ってました。子どもの方が上手いけど」とにっこり。「飽き性だけど、子育てが一番長続きしてます」と明るく笑う。
○…「こんなことを言ったら驚かれるけど、育児ノイローゼで自殺してしまう人の気持ちがわかるんです」。一人で抱え込んでしまう母親は多いという。「他の子と比べてしまうと『何でできないの』とつらくなっちゃう。比べなくていい。辛かったら『助けて』と言っていい」と語る。いつかやってみたいのが、預かり保育のボランティアだ。「自分がやってもらって助かったから。でも子どもが大きくなって、ずっと年をとってからかな」。にこやかに語った。
|
|
|
|
|
|