3月から4月にかけて花粉を飛散させるヒノキの雄花の着花量調査を厚木市の自然環境保全センターが実施し、今年の花粉飛散量は少ないと1月25日、発表した。
同センターでは昨年12月、県内の森林地帯を県北部、県央・湘南部、県北西部、県西部の4地域に分け計40カ所を調査。その結果、雄花の平均着花点数は28・1点となり、昨年度の80・8点(2017年12月調査)を大きく下回る数値となった。さらに調査開始からの平均値である46・9点も下回っており、過去7年間で最も低い数値を記録した。また、地域別でみても県央・湘南部は26・7点で、平均以下となっている。
結実の多さが影響
近年スギに加え、花粉症の原因となるヒノキ花粉が増加。この背景にはヒノキの植栽時期が新しく、雄花をつける樹齢に達するものが増えていることが要因としてある。
雄花の着花量には気象条件が影響しており、夏が猛暑であると次期には増加傾向となると言われていることから、今年も着花が増えることが予測されたが、結実が多かったため着花が減少したと見られている。
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