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黒岩知事インタビュー オリ・パラ 準備は万端

政治

掲載号:2020年1月17日号

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インタビューに答える黒岩知事
インタビューに答える黒岩知事

 --まず昨年の振り返りをお願いいたします。

 「昨年は台風15号・19号によって、最近、神奈川県が経験したことが無いほど大きな被害を受けました。今回の台風の被害というのは、新たな災害のステージに入ったと受け止めなければいけません。ニュースの報道などでは『命にかかわる危険が迫っています』とか『これまで経験したことが無いような』という表現が次々に繰り返されました。新たな災害対策はこれまでの常識にとらわれず、根本・抜本的な見直しが必要と考えます。

 また、昨年を振り返って大きかったのは、何と言ってもラグビーワールドカップ。これは県と横浜市がスクラムを組んだからこそ実現できた大会で、あれだけの盛り上がりになったのは本当にうれしかったですね。当初、客席がガラガラだったらどうしようかと心配した位でしたが、大ブームになったのは日本選手の活躍が大きかったと思います。普段中々お見えにならないヨーロッパからもたくさんの方が来られ、街中どこに行っても外国の方であふれているといった感じでした。万が一の事を想定しながらテロに備えた訓練も重ねてきましたが、何もなくて本当に良かった。多くの市町村で事前キャンプなどをやっていただき、選手たちも外国から来てくれた観戦客の皆さんも日本人と触れ合える機会がたくさん出来た。その中で大会会長からも過去最高の大会だったとお褒めの言葉をいただけたことは本当に光栄なことで、この盛り上がりを今年のオリンピック・パラリンピックにつなげて行きたいと思っています。

 また、政策面でいうと昨年、3回目の『ME―BYOサミット』が開かれ、そこで未病指標が提示されました。0から100までの間で100が一番良い健康状態ですが、その中で『あなたはどこにいますか』という目安の数字が簡単なテストでパッと出てきます。今年3月から一般的に使用いただけるようになりますから、動き出すと未病産業が一気に加速するだろうと思っています」

災害に備える

 --次に災害対策についてお願いします。

 「昨年、我々が経験したことでかなり緊張したのが城山ダムの緊急放流です。城山ダムで定めているルールでは、3時間前に情報伝達を行うとしている中で、当県では前日、前々日に城山ダムの緊急放流の可能性を全流域の市町にお伝えしました。川の水かさが増しているのに緊急放流をするとは何事かと思われるかも知れませんが、ダムの貯水量が限界になるとダムそのものが決壊し、壊滅的な被害が出るかも知れない。私自身が知事室から動画で避難を呼びかけたところ、ツイッターなどで瞬く間に拡散して55000ビューの視聴に繋がり、このことを高く評価してくださる方もいらっしゃいました。一方で、実際の放流時刻が最終的に急に30分早まり、その連絡が若干遅れたことで、情報伝達の在り方に問題があったのではとの指摘もされました。市町村や住民の皆さんに情報共有を迅速にしていかなければならないことを改めて痛感させられました」

未病について

 --続いて未病についてお伺いいたします。

 「はい。県では、平成30年3月に『神奈川県歯及び口腔の健康づくり推進条例』で、全国で初めてオーラルフレイル対策を取り入れました。オーラルフレイルというのは口腔機能の衰えを指しますが、機能が弱ってくると色々な形で未病が悪化してきます。お口の衛生状態をきれいにするだけでなく、しっかりと機能を保つようにしなければなりません。そのための嚥下機能を鍛える簡単な体操とか滑舌を改善する早口言葉とか、意識を持ってやっていただこうということですね。その啓発のために平成28年度から県歯科医師会とタッグを組み、動画やハンドブックの製作などキャンペーン活動を継続して行いました。引き続き、全県展開を目指して取り組んでまいりたいと考えております」

事件の風化を防ぐ

 --ともに生きる社会かながわについてお考えを聞きたいのですが。

 「津久井やまゆり園の事件を絶対に繰り返してはいけないということで『ともに生きる社会かながわ憲章』を県議会と一緒にまとめ、普及啓発を図っているわけですが、残念ながら、どうしても事件の衝撃から時間が経つと記憶からだんだん遠ざかってしまう。さんざん努力はしているのですが、なかなか認知度が上がらないというジレンマはあります。しかし、だからと言って諦めてはいけない。気を引き締め前向きにやっていこうと今新たな広報展開、第2ステージに入っています」

 --最後に県民に対して新春のメッセージをお願いします。

 「ラグビーワールドカップに続いてオリンピック・パラリンピックの年です。世界中の目が再び日本に集まり、そして世界中からお客さまがやってくる。これは色んな意味で歴史的な出来事です。この良い流れを皆さんと共有しながら日本の素晴らしさを自分たちで確認すると同時に世界に向けて発信していく。それによってみんなが自信を持って生きていける、そんな一年にしたいと強く思います」

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