厚木・愛川・清川 人物風土記
公開日：2011.06.17
６月１９日に厚木中学校で行われる「親父サミット」の実行委員長
新川 勉さん
厚木市旭町在住 ５２歳
”人が好き”が原点
○…厚木市内小中学校の父親クラブが集まり、情報交換をする「親父サミット」。２年前の立ち上げから実行委員長を務める。６月19日（日）に厚木中学校で行われる３回目のサミットは、スポーツや懇親会を通して親睦を図る。「親父クラブの位置づけは学校によってさまざま。うまくいっているところもあれば、どうやって運営していけば良いか分からないところもある。活性化と組織がない学校は作ってもらうきっかけになれば」と、しっかりした口調で話す。
○…大学生から小学生まで４人の子どもの父親。第二小学校と厚木中学校でＰＴＡ会長、また市の小中学校ＰＴＡ連絡協議会の会長を歴任。現在は神奈川県ＰＴＡ協議会の会長を務める。さまざまな組織でリーダーになる理由について「まあ好きなんだよね」と笑う。「子どもたちのために少しでも何かできればと思うし、いろいろな人との出会いもある。人が好きで、群れるのが好きなんだよね」。
○…川崎市出身。２歳で厚木に。大学を卒業後、半導体製造装置メーカーに勤めるも「自分で仕事がしてみたい」と、28歳で辞めた。そこから３年半かけて税理士の資格を取得。現在は旭町の税理士法人「サンパートナーズオフィス」の代表。経営相談等で中小企業をサポートする。休日はソフトボールチーム「わかくさ」の監督として子どもたちを指導。野球が好きで早朝野球のチームでは現役のピッチャー。練習や試合のない雨の日は、家でプロ野球などをテレビ観戦しながらのんびり過ごすという。
○…「親父の背中を見て子どもが育つ。その子どもが大人になったら、また背中で子どもを育てていく。その循環が大事」と力説する。父親クラブは、子どもたちや母親ではできない学校の池や側溝掃除といった力仕事を行うほか、親同士の交流を楽しむ団体。「教育はお母さん任せではいけない。今、学校で何が起きているか、お父さんも知らなければ」と語気を強めた。
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