厚木版 掲載号:2011年9月9日号
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先月行われた俳句甲子園でチームを総合3位に導いた 井上 宰子さん 県立厚木東高校 教諭

俳句で生徒に寄り添って

 ○…俳人の正岡子規や高浜虚子を輩出した愛媛県松山市で生まれたイベント俳句甲子園。全国の高校生が熱い言葉のバトルを繰り広げる同大会で、教鞭を執る厚木東高校のチームを全国3位に導いた。初挑戦から4年。連続で全国大会に出場しているが、過去3大会は予選敗退。今年は、個人でも生徒が最優秀句に選ばれるなど実り多き大会となった。「続けてきて本当に良かった。生徒の成長を見られて幸せでした」。

 ○…5年前、同校に赴任。大人しい生徒が多いという印象だった。「良く言えば奥ゆかしいのだけど、気概がないというか…私にとっては歯がゆかった」と振り返る。そんな生徒を刺激してみようと挑戦したのが俳句甲子園。文芸部のない同校、出場するメンバーは、自身が直接声を掛けスカウトした。出場に必要な人数は5人。「飛行機に乗れるよ」「松山に旅行ができるよ」と甘い言葉を誘い文句に必死で口説いたという。「今時、俳句なんか積極的にやってくれる子はいない。だから、おだてたりけしかけたり…」。秘めた情熱は生徒に伝わり、年を重ねるごとに参加人数は増えていった。

 ○…生まれも育ちも八王子。3人姉弟の真ん中で、子どもの頃は静かで目立たない存在だったという。教師を目指したのは、自身と同じように大人しいが、心では考え悩む子どもに寄り添っていたいとの想いから。俳句は、教師になってから始めた。まずは通信講座で学び、しばらくして俳句結社に入会し句会や吟行に参加。言葉遊びが楽しくて毎週のように通ったという。

 ○…現在は伊勢原在住。高校1年生と小学4年生のお母さんでもある。最近は、子育てに仕事に忙しく句会にも出掛けていないと残念そう。目標の大会は終わったが、今後の活動に生徒らは積極的な姿勢を見せている。「自分たちからやると言ってくれている」。そんな生徒の成長が嬉しいのだろう、語る表情が自然と笑顔になった。
 

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