厚木版 掲載号:2012年5月25日号

厚木市日本伝統芸能共演会の実行委員長として5月27日に初の合同発表会を行う

小瀬村 タヱ子さん

小野在住 71歳

きっかけはギター

 ○…市内で活動する謡曲、箏曲、吟詠、剣詩舞の4団体をひとりでまとめる。「邦楽だけの伝統芸能が集う場を作りたかった。合同でやることに価値がある。大勢見に来てくださる人がいれば出演者も自信になります」と夢がついに形になった。日本の伝統芸能の継承を願い厚木市で初の共演会を市文化会館で開く。

 ○…きっかけはギター。18歳のとき、近所の人が弾いてくれた『禁じられた遊び』に魅了された。「母にギターがやりたいと言ったら、普通の女の子がやるものではない」と怒られたという。数ケ月後「なら、お琴は?」と母に相談したところ「習いたいなら買ってあげるわよ」と言ってくれた。琴の先生に習い「もう教えることはないです」と断られるぐらい稽古は絶対に休まなかったという。「日本の芸事が性に合っていたんですね」と無邪気に笑う。

 ○…娘さんは東京藝術大学の邦楽科を卒業。「娘にはお琴の前に座ったら親子じゃないというぐらい厳しく接しました。泣いていましたから。よく稽古に耐えたなと思います」。今では「ちゃんとやりなさいと逆に言われてしまって」と照れる。厳しい反面、指導して伝わらないときは眠れない日が続くという。「自分の教え方が悪いのかな」と繊細な一面ものぞかせる。森の里中学校で10年前から音楽の授業の一環として琴の講師を務める。「生徒から綺麗な音色に感激したと言ってもらえたときは嬉しかった」と話す。生徒から贈られた写真パネルが一生の宝物だ。

 ○…旦那さんと2人暮らし。趣味は温泉旅行。スポーツセンターで太極拳と卓球が気分転換に。もし違う道に行っていたら検事、裁判官、弁護士を目指していたとも。「困っている人を助けて更生させるような人の役に立てる仕事に」との想いだ。「今は琴を通じて少しは人の役に立っていればいいのですが」と謙虚に話す。共演会では”和のハーモニー”が若い世代に受け継がれていってくれることだろう。
 

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