南京玉すだれ会とオカリナビスケットの会結成10周年コンサートの実行委員長 土屋 勉さん 及川在住 64歳
ステージに立つのは苦手
○…依知南地区で活動している南京玉すだれ会とオカリナビスケットの会。両会の会員23人をまとめ、11月17日、イオン厚木店８階で結成10周年を記念したコンサートを行う。いつまでも元気で楽しく続けることをテーマに1年前から準備を進めてきた。当日は「夜明けのスキャット」や「となりのトトロ」などをオカリナで演奏。「演奏する場所やお客さんの層に合った曲選びが大変だった」と振り返る。また、伝統芸能の玉すだれやマジックショーなども盛り込みステージはバラエティに富む。
○…「笑う門には福来たる。健康来たる。幸せ来たる」がモットー。音楽を始めた最初のきっかけは「40歳で将来を考えたとき、音楽仲間を増やしたかったから」だそうだ。「何でも前向きに挑戦することが好き。死ぬまで仲間作り」と語る。50歳過ぎで聴いた二胡の音色に心癒され、オカリナや音楽に夢中になっていった。「演奏すると、お互いが元気になって健康になれるからね」と笑う。
○…演奏を聴いたお客さんから「一時間でも二時間でも演奏してほしい」とリクエストがあるそうだが、ステージに立つのは苦手。「いくつになっても緊張して…」と照れる。それでもお祭りや病院など市内１００ケ所で両会合同のボランティア演奏を継続中だ。目下の悩みは後継者不足。「若い人に知ってほしいな」としんみり。元気で明るい音楽が好き。ディズニーランドのエレクトリカルパレードの曲がお気に入り。
○…生まれも育ちも厚木。拓殖大で中国語を専攻。大学時代、友人と台湾に行ったとき、中国語を流暢に話す大学生を見て「話せなくて悔しかった。もっと勉強しないと…」と強く思ったという。現在は韓国語を特訓中。「弱かったから負けたくなかった」と合気道部にも所属。卒業後は警視庁に入庁するが、父の看病のため地元に戻り厚木市役所で37年間勤務した。5人家族。犬1匹と猫5匹と暮らす。
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