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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2013.08.23

第54代厚木市議会議長に就任した
川口 仁さん
山際在住 51歳

何事も「真剣勝負」



 ○…8月9日に開かれた市議会臨時会で、第54代議長に就任した。「責任の重みからくる緊張感があった」と議長席に着いたときの気持ちを慎重な面持ちで話す。歴代の議長がここ数年取り組んでいるのが「議会改革」。「議会基本条例の取り組みや通年議会の実施など、具体的な内容をしっかり決めて、議会の存在価値を示していきたい」。これまで、議会運営委員会委員長・議会の在り方検討会会長を務めていただけに、思いはひとしおだ。



 ○…1962年、鹿児島県鹿児島市生まれ。小学4年生から硬式野球に打ち込み、中学の後半から高校にかけてはピッチャー。甲子園をめざし、仲間と白球を追いかける毎日だった。「粘り強さ」は、このときに会得したという。「スポーツの魅力は一生懸命さ。ひたむきに、勝負がつくまで勝ちにこだわるという姿勢が素晴らしいと思う。参加することに意義があるという言葉は好きではないです」ときっぱり。



 ○…関東学院大学を卒業後、就職をきっかけに厚木市へ移り住んだ。営業職、高校の非常勤講師、法人会の事務職員を経て、政治の世界へ。同年代や若い世代の人たちの身近な相談相手になりたいと、周囲の勧めもあり41歳で市議に初挑戦し当選した。「手伝ってくれる方へ感謝し、がむしゃらだった」という。現場へ行って直接現場の声を聴かなければ、問題は解決できないという政治信条は、初当選以来一貫している。



 ○…好きな言葉は「人事を尽くして天命を待つ」。「何をするにも努力して、結果は結果として受け止める。それが一番ですかね」とポツリ。高校生のころから抱いていた気持ちは、結果的に政治家としても共通するという。「お互いが感謝しあえるまちづくりをしたいとずっと思ってきた。議員であるなしにかかわらず、一端でもお手伝いができれば」と、物腰柔らかな口調で話した。妻、3人の子どもと5人家族。

 

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