愛甲三郎を題材にした歴史講座を愛甲公民館で9月21日(土)に行う 井上 隆之さん 愛甲在住 70歳
気分は青春時代
○…今年没後800年を迎えた郷土の英雄の足跡を伝える。「新しく愛甲に住んだ人には、愛甲三郎のことを知らない方も多くいる。地域の歴史愛好家の一人として話ができればいいですね」と使命感たっぷり。自分自身も先人から多くの伝承を聞いてきた。「伝道役とでも言うのかな、歴史を伝える橋渡し役になりたいですね」と微笑む。
○…長年高校で日本史の教師として勤務。母校の厚木高校や江南高校などで教鞭を執った。退職後には福祉専門学校の学校長に就任。「ここでの2年間が、定年後の10年間の基になった」と振り返る。学生の実習先となる福祉施設を回った際、お年寄りが生まれ故郷の歴史の話をよくしていたのに気が付いた。「郷土の歴史が大事なことだと知らされた」と、自らも郷土史を学ぼうと決意。学校長の職を辞し、公民館を中心に郷土史紹介について活動。自治会長や民生委員を歴任し、地域の高齢者の声を多く聞く機会にも恵まれた。「いまだに青春のように勉強する日々だよ」と照れ笑い。
○…教員時代から休日を利用して行っていたのが、史跡調査。上三田遺跡や登山1号墳の発掘調査に携わった。厚木市史第1巻の「地形地質編・原始編」では、編集委員として執筆。現在は編纂委員として関わる。愛甲小学校の社会科の授業にも講師として登壇。郷土の歴史を伝えている。ライフワークともいうべき史跡探訪は今でも継続。車で近場に出かけ、石造物を見つけてはまじまじと見つめる。
○…厚高時代は剣道部。教師として戻った際には顧問となり、学校近くの瀧澤道場に通い技術を磨いた。今の日課は早朝の登下校の見守り。きっかけは自治会長時代に発生した小学生の交通事故。国道の迂回路となる自宅の前に毎朝立ち、道行く子どもたちに挨拶する。現在は妻と猫と暮らす。40年以上続く結婚生活の秘訣は「お互いを認め合うこと」だそうだ。
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4月19日