厚木・愛川・清川 人物風土記
公開日:2014.04.11
NPO法人厚木スポーツクラブの理事長に就任した
小島 克典さん
妻田西在住 41歳
道がなければ作ればいい
○…五輪の決勝、日本シリーズ、そして大リーグのワールドシリーズ。野球界最高の舞台に立ち会った男が選んだ次なる本拠地は、及川球技場だった。ソフトボール・厚木SCをはじめとする市内スポーツの支援・情報発信を目的としたNPO法人を3月に設立。20年ぶりに故郷厚木へと帰ってきた。「市民それぞれの興味を刺激するようなスポーツ情報のコンシェルジュをめざしたい」と意気込む。
○…小学生の頃に連れて行かれたキャンプ座間のお祭り。250ミリリットル100円のコーラが好きだった野球少年は、大きさ倍・値段半額のロング缶との出会いに「何だこの国は!」とアメリカへの憧れを抱いた。以来英語を学びはじめ、大学在学中にはアトランタ五輪野球日本代表の通訳に。根性論とは無縁の世界のベースボールに「自分の野球への知識が、音を立てて崩れていった」23歳の夏だった。
○…通訳経験をきっかけに、97年のシーズンから横浜ベイスターズ(当時)に通訳兼広報として入社。38年ぶりの日本一や、2軍の湘南シーレックス(当時)立ち上げに携わった。02年からはサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍した新庄剛志さんの通訳として渡米。記憶に新しい04年のプロ野球再編問題では、堀江貴文氏が設立をめざした新球団のGMに指名された。あれから10年。同じ仙台を本拠地に新規参入を争った楽天は、昨年悲願の日本一に。「悔しい気持ちよりも、仙台に球団を、という我々の仮説は正しかったんだという嬉しさがありますね」と心境を語る。
○…「道なきところに道を作ってきた」新庄、堀江両氏の生き方は、自身にも大きな影響を与えた。「2人とも同世代。短い期間だったがそれぞれ濃厚な時間を過ごせた」。今度は自分が厚木で、新たな道を作る。まずは5月に行われる厚木SCのリーグ戦。「及川球技場を満員にしたい」。その新鮮なフレーズに、思わず心を動かされた。
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