第1期工事が完了、3月1日にオープンした新・厚木市立病院の院長を務める 山本 裕康さん 腎臓内科医 55歳
納得できる医療を実践
○…オープン直前の取材。今の心境を「ようやく次のステージに立てたという感じ。嬉しい半面、本当に稼働してくれるのか不安はある。始まってしばらくしてようやく、結果がわかる」と語った。救急医療体制、診療レベル、収益自体も改善させ、経営手腕にも定評のある院長だが、ひとつひとつ言葉を選びながら、とても謙虚で慎重な姿勢。
○…2010年10月に同院建て替えの使命を受け、副院長に就任。半年後に院長に。03年に県から移譲され、市としてはじめての病院経営。「市民の皆さんに信頼される医療を提供する。そのためにもスタッフ全員が自分に納得できる医療を実践する。これを繰り返し言ってきた」。一人で頑張ってできる医療はないので「無茶はしない、でも多少は無理をしないとステップアップしないので、すこしずつ背伸びしながら。スタッフ全員にそのフィールドはできてきたと思う」。
○…横浜生まれ。専門は腎臓内科。医師を志したきっかけは小学生のとき、祖父母がガンを患ったことから。「人に感謝される仕事に就こう」と思った。県立希望ケ丘高校卒業後、東京慈恵会医科大学に学んだ。大学時代は柔道で鍛えた。若い頃は「喧嘩っ早い性格」だったという。今の穏やかな口調、柔らかな物腰からは想像できない。昨年は日本の医師数の約2%しか選出されていない「ベストドクターズ」にも選ばれた。
○…現在、毎週月・水の午前は市立病院で診療、木曜午後は母校の腎移植外来での診療と後輩の指導。通勤電車の中ではもっぱら読書。今読んでいるのは『太公望』。「読むのは歴史物が多いかな。何か得ることがあるものを好んでいます」。学会で各地に出向くことも多い。合間を縫っての趣味は「山歩き」。月に1回ほどのゴルフも大好き。多忙な院長職に就きながら、さらに執刀にもあたり、医療の最前線を走る。同院の全面オープンは2017年予定。横浜市在住。
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4月19日