厚木観光漁業協同組合の新組合長として鮎塩焼きキッチンカーを手掛けた 市川 肇さん 下川入在住 73歳
鮎は朝一番の香りが最高
○…6月20日付けで厚木観光漁業協同組合の代表理事組合長に就任。その初仕事で、「厚木の鮎」の魅力を広めたいと鮎の塩焼き専用のキッチンカー「鮎塩焼号」を自らの手で完成させた。本業は建築板金業。モノ作りはお手の物だが、初めてのキッチンカー作りは困難続き。製作に1カ月以上を要した。9月5日の夢未市への出店初日では、組合員たちと思わず顔をほころばせる場面も。
○…同組合は中津川、相模川、小鮎川が交わる三川合流点を中心とするエリアを管理する。釣り場の整備や河川の清掃、鮎などの放流を行い、釣り人が楽しめる環境を整える。組合員数は現在397人。約600人が所属した最盛期に比べ、年々減少の傾向にあるのが課題。「より発展していくためには若いパワーが必要。リフレッシュして若い人に活躍の場を譲っていきたい」。同組合の良さは、「みんな楽しみながら活動しているところ」。「人は喜怒哀楽で生きているから、楽しい部分が大切」という自身の信念とも照らし合わせ、組合活動に向き合う。
○…漁協の仕事に加え、本業である有限会社市川板金工業の代表、神奈川県板金工業組合の副理事長、国家資格の検定員など、息つく暇のない毎日。鮎釣りは今年の解禁後まだ2回だけ、夏の家族旅行も見合わせに。毎日の晩酌と会合終わりの飲み会が今の唯一のストレス解消法だという。
○…初めて行った10歳くらいの頃から今まで、とにかく鮎釣りが大好き。少年時代は家からすぐの中津川に毎日出かけ、鮎釣りに明け暮れた。醍醐味を聞くと「空気の澄む朝一番に釣った鮎の、スイカに似た香りが最高だね」と表情は少年そのもの。今は、妻と二人暮らし。4人の孫の成長が気になるところで、一番上は24歳。「近頃来る機会が減ったけど、孫が小さい頃は釣りによく連れて行った。あれは楽しかったね」。下がる目尻に優しさがにじみ出る。
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4月19日