ラグビートップイーストリーグ・栗田工業のヘッドコーチに今年から就任した スコット・ピアースさん 元7人制日本代表 50歳
仲間を信じ 自信を持って
○…「スポーツ史上最大の番狂わせ」と世界中が驚いた、ラグビー日本代表の活躍。ところで、厚木にも社会人ラグビーチームがあることを御存じだろうか。まつかげ台に練習拠点を置く、栗田工業。2部リーグにあたるトップイーストリーグディヴィジョン1に所属している。そのヘッドコーチを今年から務める。開幕2試合を戦い勝ち星こそ恵まれないが、両試合とも4つのトライを挙げる攻撃的な姿勢は観る者を魅了する。めざすのは、15人全員で勝利をめざす「フィフティーンメンラグビー」だ。
○…ニュージーランド出身。ラグビー選手だった父の影響もあり、競技歴は4歳から。7人制ラグビーではオールブラックス(NZ代表)、日本代表と国をまたいで活躍。ポジションはセンター。15人制でも活躍した大畑大介さんらと挑んだ2001年のワールドカップは、ラグビーファンからも「あの頃のセブンス代表は最強」との呼び声が高い。当時から若い選手たちに説いていたのは「自信を持ってプレーする」ことの大切さ。「体格やスピード、スキルの差はあっても人間対人間。キーは『トラスト(信じること)』。チームシステムと守備のコミュニケーションの仕方、みんなを信頼することでうまくいく」
○…1992年に来日し、日新製鋼やヤマハ発動機で活躍。引退後は、国内リーグはもとより母国NZや中国など、世界各地で指導。栗田工業には昨年からチームアドバイザーとして携わり、今年から指揮官に。春シーズンはケガ人に悩まされたが、一方で大卒新人らを公式戦で抜擢。チームの力は着実に上がっている。厚木のラグビースクールでは指導者向けに講師を務め、ラグビーの裾野の発展にも尽力する。
○…元選手だけあって大きな体だが、移動はスクーター。「最近パンクしちゃったけどね」と苦笑い。流暢な日本語と、冗談を交えつつ何でも話してくれる気さくな人柄が印象的だった。
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