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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2015.12.18

あつぎ青春劇場カラオケ大会の年間王者に輝いた
及川 進さん
温水西在住 68歳

年間王者はサブちゃん命

 ○…5年越しの悲願だった。厚木市まちなか活性化プロジェクトによるカラオケ大会「唄う!青春劇場2015グランドチャンピオン大会」で優勝。毎月の優勝者たちの中から、年間王者に輝いた。実は、2011年1月の第1回大会の優勝者。チャンピオン大会には毎年出場していたが、年間優勝はこれが初めて。11月大会で優勝した際にも歌った鳥羽一郎『飛騨の龍』を、審査員のアドバイス通り1つキーを上げたことが「迫力のある歌声」と評価された。「年間王者はうれしいけれど、チャンピオンは来年1年出場できないのは淋しいな」とちょっと複雑な気分。

 ○…「皆の前で歌いたい」とカラオケ大会に出るようになったのは5年ほど前。昨年は厚木市歌謡演歌協会主催の、のど自慢大会で優勝。今年は藤沢市の歌謡祭でも優勝と、自宅には各大会のトロフィーがずらり。採点カラオケの平均はオドロキの95点。カラオケ上達法を聞くと「元の歌を何度も聞いて勉強すること。最低4〜50回は運転中繰り返し聞いているね」とのこと。

 ○…15歳で岩手から上京。藤沢の油止め部品の修理工場で3年間働き、川崎の水道工事会社に転職。23歳の時、長女の誕生を機に当時公害のひどかった川崎を離れ、厚木で独立。「賭けだったけど、当時は何をやっても食べていける夢があった」。当時好きだったという橋幸夫よろしく『いつでも夢を』の青年期だった。月日は流れ、会社の経営こそ甥っ子に引き継いだが、今も第一線で現場作業に出ている。「大変なこともあったけど、今が良いんであればそれでいいのかな」

 ○…「サブちゃん」の熱烈ファン。明治座最後の公演は仲間40人を引き連れ、最前列で堪能した。「やっぱり魅力は歌のうまさ。若い頃は右に出る人がいなかったよ」と熱弁をふるう。優勝に導いた『飛騨の龍』も、作曲は北島三郎。「サブちゃんの曲は覚えやすいんだ」とニッコリ笑った。

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