10月は国が定める3R(リデュース、リユース、リサイクル)推進月間。「『もったいない』でごみ減量」を合言葉にごみの減量化、資源化を進め、さらに今年から「3010(さんまるいちまる)運動」などを展開している厚木市。その現状を取材した。
厚木市は、2020年度までに02年度比で家庭ごみの減量化を30%、資源化を40%目指す「厚木市一般廃棄物処理基本計画」を策定している。これを、市民一人・1日当たりの家庭ごみ排出量でみてみると02年の912gから378gまでの削減を目指すということ。
市環境政策課によると14年度の達成率は減量化が26%、資源化が34%。一人当たりのごみ排出量は451gだった。同課は、「雑がみ」や「プラスチック製容器包装」が可燃物に混ざっていることなどが課題とし、分別の徹底でごみ排出量が減少するとみて、今年度中に各家庭へごみの分別方法などを記載したガイドブックの改訂版を配布し、呼びかけを行う考えだ。
また市では事業者へのごみ減量については、年間36トン以上排出する多量排出事業者など約60社に、年1回減量計画書の提出を義務付けている。
市内食品ロス年間6千トン
市は、食べられるのに捨てられてしまう食品や、食べ残しや調理過程で過剰に取り除かれている食材などを総称する「食品ロス」の削減にも取り組んでいる。
同課によると、市が調査した家庭ごみの組成分析では可燃物のうちの6%が食品ロス。市内では年間約6千トンが食品ロスになっていると推計している。
こうした現状を受けて、家庭から出る食品ロスを減らす「もったいない運動」を啓発物品などを配布して各家庭に呼びかけ、食品の計画的購入、消費などの意識を高めることで、ごみの減量化を進めている。
さらに今年から、飲食店での会食時や宴会などの開始後30分、終了前10分は着席して食事し、ロスを減らす「3010運動」を開始。現在飲食店など6店舗が参加している。
同運動に参加する中町の飲食店「BON」では、店内に啓発ポスターを掲示。六ヶ村健三代表取締役は「まずはこの運動を知ってもらうこと」と話した。
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>
厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>