厚木・愛川・清川 人物風土記
公開日:2018.04.20
厚木市立病院の院長に4月1日付けで就任した
長谷川 節(たかし)さん
神経内科医 57歳
モットーは『一診入魂』
○…前院長の山本裕康氏とは東京慈恵会医科大学の同期で「山本」「せっちゃん」と呼び合う仲だ。厚木市立病院を内外から刷新するために尽力する友人を「サポートできれば」と来厚したのは4年前。前院長が慈恵大病院へ戻ることになり、自身も前任地へ戻るつもりだったが、「心血注いだ病院を受け継いでほしい」と乞われ、副院長から4代目院長に就任した。
○…東京・神保町生まれ、青山で育った代々医師の家系。あす21日で58歳になる。高校時代はワンダーフォーゲル部、大学はアメフト部の医学部リーグで2年連続リーディングラッシャーとして活躍したスポーツマン。母校を卒業後、神経内科の研修医として医師の道を歩み始めた。パーキンソン病や筋ジストロフィーなど、神経内科は神経系の体の病気を診る。「患者さんやその家族が喜んでくれるのがうれしくてね」とやりがいを語る。信条とする言葉は『一診入魂』。「お一人おひとりの診療に最善を尽くす」との思いを胸に、今も現場で患者に寄り添い、院長と神経内科、リハビリテーション科も兼任する。
○…2人の息子は独立。「5月には初孫が産まれるんだ」と目尻を下げた。妻と2人で暮らす青山の自宅から、1時間半かけて通う電車内での読書が「心落ち着く時間」。中国・春秋時代の歴史書が愛読書だ。孫子の兵法や当時生まれた言葉など今に生きる教えに惹きつけられる。
○…就任初日のあいさつでは、前院長の改革を受け「今までの事業を継承し、技術と人の質をさらに高めていこう。楽しく明るい職場、誇りの持てる職場にしよう」と呼び掛けた。目指すのは「地域から愛される病院」。新院長のモットーが伝播していく。
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