厚木・愛川・清川 人物風土記
公開日:2018.09.28
福井国体に出場する日立オートモティブシステムズ(株)厚木事業所野球部の監督を務める
加藤 重之さん
緑ヶ丘在住 37歳
監督として再び「日本一に」
○…「一戦必勝。昨年は1回戦で負けてしまったので、まずは初戦で勝利したい」。2年前の岩手国体は、選手として出場し優勝。王者として臨んだ前回大会は、監督として采配を振るった。しかし、初戦でいきなり前回の準優勝チームと当たり、リベンジを許した。「気持ち的に負けた部分があったかも」と試合を分析。だからこそ、一戦必勝に懸ける想いは強い。
○…監督に就任したのは2年前。チームが国体で優勝した後だった。「その年で引退を決めていたので、声をかけられて驚いた」と振り返る。最初は誘いを断っていたが、顧問から何度も推され、再びユニフォームに袖を通すことを決めた。「試合は選手の時よりドキドキしている。でも、決断のスピードはだいぶ速くなった。監督の責任だって割り切れるようになったから」と話す。
○…綾瀬市の出身。野球は兄の影響で小2で始めた。その後、名門・横浜高校へ進学し、松坂大輔選手らとともに甲子園では日本一に輝いた。当時の松坂選手を「最初は目立たなかったけど、急に良くなって、終わってみれば怪物だった」と懐かしむ。家族は妻と2人の娘で、次女は1カ月前に生まれたばかり。仕事、野球、家庭とどれも全力でできるのは、「学生時代の方がキツかったはず」という自負があるからだ。
○…いよいよ目前に迫った福井国体。チームの完成度は「まだ5割くらい」と謙虚だ。自身も飯山の事業所で生産管理部に属し、「仕事優先、可能な限り練習参加」という環境に身を置く。それでも「これから一気に仕上げていく」と前向きだ。一戦必勝の先にめざすのは、もちろん優勝。「社会人での日本一は特別な達成感があった。みんなにも味わってほしい」。頂点への戦いは、いよいよ来月5日にプレイボールだ。
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