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公開日:2018.09.28

RUN伴
認知症に理解求めリレー
30日に啓発イベント

  • 昨年の厚木区間の様子。オレンジ色のTシャツを着て、タスキをつなぐ(写真は実行委員会提供)

 認知症の当事者やその家族、支援者らがタスキをつなぎながらリレーする啓発イベント「RUN伴(らんとも)」が、9月30日(日)に厚木市内で行われる。主催者は「参加される方、応援される方すべてが、少しでも楽しんでいただけたら」と話している。

 認知症への理解を広めるために、全国的に行われているこのプロジェクト。実行委員会によると今年は北海道から沖縄、海外では台湾などで、42コースの開催が予定されている。参加者は2万人程度を見込み、神奈川県内では約800人がエントリーしている。

 厚木市区間は、相模原の実行委員会が手伝い、昨年初めて実施。今年は厚木・海老名地域コースとして7月ごろから実行委員会を組織し、SOMPOケアラヴィーレ厚木や荻野地域包括支援センターの職員などが中心となって厚木市の協力を得ながら準備を進めてきた。

 厚木・海老名区間には10チーム、45人が参加を予定。当日は、午前9時に鳶尾団地のパティオとびおをスタート。前日に相模原・愛川チームから引き継いだタスキをかけ、市内の福祉事業所などを通り、海老名、伊勢原、平塚の順につなぐ。コース途中に、中間地点として設けられた厚木市役所では、参加者が11時50分に集合し写真撮影や交流を深める(詳細ルートは中面に掲載)。雨天決行。

 厚木市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(第7期)によると、市内の認知症高齢者数は、2015年の時点で8227人。団塊の世代が75歳以上になる25年には、1万2434人に増加すると推計。65歳以上の高齢者に対する割合は、約5人に1人になる見込み。

 実行委員の一人、志摩宙人(ひろと)さん((株)ウェルフューチャー神奈川エリアマネジャー)は「RUN伴を通して、認知症は決して他人事ではないということ、周りの方々がきちんと理解して頂ければ安心して暮らせるまちづくりができることを知ってほしい」と話す。

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