神奈川県PTA協議会の第28代会長を務める 足立原 隆之さん 愛川町八菅山在住 46歳
全ては子どもたちのために
○…政令市を除く県内市町村のPTAが集う神奈川県PTA協議会。6月15日の総会で新たな舵取り役に選ばれた。大役に「身の引き締まる思い」と背筋を伸ばす。今年3月には、県PTA協議会と県教育委員会が包括協定を締結。2020年度に導入される新学習指導要領なども見据え、「学校と深いかかわりを持って、より良い形にしていけたら」と、柔和な口調なれど言葉は力強い。
○…「役員のなり手不足」「少子化による学校の合併」など、PTAを取り巻く環境は地域によってさまざまだ。県内各地のメンバーが集う場だけに、課題を乗り越えるため情報交換の重要性を語る。「神奈川県は共働き世帯が多い地域。活動の負担で一部にPTAバッシングの声もあります。令和の新時代も始まりました。子どもたちのために、皆で力をあわせて、PTAも変わっていけたら」と未来を見据える。
○…愛川町八菅山生まれ。中津小、愛川東中と育ち向上高校へ進学。この頃から実家の旅館「川正」を継ぐことを胸に、専門学校卒業後は箱根の河鹿荘で修業し、24歳で川正へ。娘2人に恵まれ、長女の小学校入学と同時に中津小学校のPTAに入会。商工会や消防団など地域活動に精通していたこともあり、最初の年から副会長を務めた。「女性が多い団体は初めてでしたが、手探りのままいつのまにか10年経っちゃいました」と笑う。長い経歴のなかで愛川町PTA連絡協議会の会長なども務めたが、思い入れが深いのは「母校中津小学校の140周年記念事業」と目を細める。
○…穏やかな人柄が人望を引き寄せるのか、二足三足の草鞋を履く多忙な日々に「仕事が趣味みたいなものかな」と苦笑する。愛川のお気に入りは、やはり緑豊かな「八菅山です」とほほ笑む。
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