神奈川県歯科衛生士会の会長を務める 打矢 純子(うちやすみこ)さん 厚木市鳶尾在住 64歳
口腔ケアから未来を見据え
○…健康を保つために、歯や口腔ケアが重要であることは今や常識。人々の口腔環境を守る歯科医をサポートする存在が、歯科衛生士だ。今年6月23日の総会で、県内約600人の歯科衛生士で組織する神奈川県歯科衛生士会の会長に選ばれた。突然立った白羽の矢に「驚きましたが、少しでもお役に立てられたら」と、柔和な笑み。
○…秋田県出身。20歳で歯科衛生士として歯科医院に勤務し、28年前に結婚を機に厚木市へ。長く歯科医院を中心に勤務し、現在も会長職以外に厚木市立病院で患者の口腔ケアに携わるほか、8月からは厚木市中町の在宅歯科地域連携室で週2日、歯科医院に通えなくなった人を対象とした、歯や歯周病などの相談窓口を担っている。
○…「昔は虫歯がある子どもの方が多かったですが、今は数えるくらい」と、近年の変化を語る。一方で、夜間診察の増加など、歯科医や歯科衛生士の長時間労働が課題になっている。高齢化により在宅歯科診療のニーズも増えており、歯科衛生士不足は喫緊の課題だ。衛生士の資格を持っていても、結婚や出産で仕事を離れた人の再就職が進まない例もある。そんな状況を打開するため、厚木歯科医師会の協力で働き方改革が始まっている。「本当にありがたいこと」と目を細める。「高齢者の方は、歯だけでなく全身を見て治療法を考えなくてはいけません。これからは、医師と歯科医師など、他職種と連携した歯科保健医療提供体制が必要になっていくでしょう」と、未来を見据える。
○…夫と2人暮らし。結婚した一人娘は、人を癒す仕事の尊さを母の背中から学び、看護師の道を選んだ。趣味は小学生の頃から切れ目なく続けている「書」。筆躍らせるひと時が、忙しい日々を離れる癒しの時間だ。
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4月19日