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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2019.09.20

厚木税務署長に就任した
森 貞夫さん
55歳

スポーツ好き「ルールに厳しく」

 ○…7月10日付で厚木税務署長に就任した。厚木のみならず神奈川県で勤務するのも初めてな上に、初の署長職と、未体験の世界が広がる。「県内でも歴史のある厚木署に赴任し、とても新鮮で気持ちが引き締まる思いです」と第一声。その上で、「風通しの良い職場環境を作り、職員には健康を心掛けて仕事に励んでもらいたい」と、森色を出していく考えだ。

 ○…1986年に東京国税局採用で入庁。途中、2税務署の副署長を各1年経験するが、ほとんどが国税庁関連の職務に就いてきた。中でも外国と税金交渉を行うセクションを任されたときは、国の損益に関わるだけに非常にプレッシャーを感じつつ、相手国のことを含め徹底的に調べ臨んだ。「戦術戦のところもあり、それだけにうまく折り合いがついたときはすごくうれしかった」とにんまり。そうした相手とその後酒を酌み交わすなど人脈も広がった。

 ○…東京・町田の生まれ。結婚を機に渋谷へ。学生時代から野球とラグビー観戦が好きだったそうで、目前となったラグビーワールドカップの話題を振ると途端に饒舌になり、キラキラした目で話し続ける。一方でヨーロッパ担当の時の影響で、美術館に足を向けることも。現在は、奥さんと高校生の娘さんと3人暮らし。「健康で学校にちゃんといってくれてるから」と、柔らかい表情で笑う。

 ○…10月から軽減税率が導入される。「特にお店を営んでいる方々は準備が大変かと思います。税務署では制度内容を理解していただくために、啓発PRや講師の派遣などを行ってきましたが、制度開始後も周知を続けていきますので、気軽に相談してほしい」。仕事のモットーは、「善良な納税者が損をすることがないように」。今までもこれからも変わらない。

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