厚木・愛川・清川版 掲載号:2020年3月27日号 エリアトップへ

2月のさがみ自然フォーラムの運営にも携わったあつぎ環境市民の会代表 井上 允(まこと)さん 厚木市上荻野在住 72歳

掲載号:2020年3月27日号

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「子どもたちの未来のために」

 ○…厚木市内でごみ対策や自然保護、食の安全、エネルギー問題などさまざまな環境問題に取り組んでいる「あつぎ環境市民の会」の代表を務める。先月には、現在厚木市とNPO法人神奈川県自然保護協会が毎年共同で開催している「さがみ自然フォーラム」の運営にも携わった。「ひと口に環境問題と言っても、いろいろな分野に分かれ、各々の得意な人たちが集まっている会なので、私は特別何をするでもなく、元市職員の経験も生かしてうまく調整役をしているだけですよ」とほほ笑む。

 ○…もともと環境問題には興味があり、同会には「勉強のつもりで」立ち上げから関わった。厚木市文化会館の館長を務め定年が近づくころ、その後何をやるかを熟考。「農業なら学び伝えることができる」と決意し、JAあつぎの農業塾の1期生に。3年間学び、大豆の生産に取り組む。大豆を選んだのは「面白そうだった」から。今では生産作業の傍ら、地元の荻野小と上荻野小で、子どもたちに稲作や大豆作りを教えている。

 ○…生まれも育ちも上荻野。学生時代は洋楽に夢中になり、都会に憧れる少年だった。オーディオ装置に興味を持ち、エレクトロニクスを専攻。最新のコンピュータ技術を取り入れた外資系企業に就職したが、「心が満たされず」30歳で文化会館に転職した。「そこでの多くの出会いが勉強になり、今大きく生きている」としみじみ話す。

 ○…これから特に注力したいことは「ヤマユリの再生」という。県の花ヤマユリは以前地元にたくさん咲いていたが、現在は一部の個人所有地のみになっているそう。「地元のタネを譲り受け地元産のヤマユリを再生させたい」と願う。子どもたちの未来につなぐ活動は尽きない。

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