厚木・愛川・清川 人物風土記
公開日:2020.05.22
厚木市の副市長に就任した
佐藤 明さん
厚木市鳶尾在住 57歳
”大切にされるための努力を…”
○…4月1日付で厚木市の副市長に就任。「お話をいただいたときには大変驚き、考える時間をいただきたいとお伝えしました」とその時の緊張が伝わる面持ちで。重責を引き受ける決意を固めたのは「定年まで市のために尽くすことは変わらない」との思いから。就任時はコロナ禍の真っただ中。感染拡大防止が急務のスタートとなった。「今こそ、市職員2000人が一丸となって市民の皆さまに尽くすとき。職員とともに、考え、工夫し、行動する」と身を引き締めた。
○…厚木(上荻野)生まれの厚木育ち。「妻の名前も”厚子”です」と顔がほころんだ。荻野小、荻野中、座間高校から専修大学へ進んだ。臨時職員時代に出会った先輩職員の真っ直ぐな仕事への姿勢に感銘を受け、市職員への道を選んだ。B-1グランプリ担当課長、秘書課長、市長室長、政策部長などを歴任。中でも印象に残っているのは、「B-1グランプリで多くの市民のみなさんに協力いただいたこと」。実は当コーナーには2010年にも登場いただいた。当時の紙面を紐解くとタイトルは「涙もろいB-1課長」とある。涙もろく、仕事に熱く、人情派なのは今も変わらず。取材中も過去にお世話になった先輩の話をしながらまた、目を潤ませた。
○…心に留める言葉は「大切にされるための努力を…」。周囲から必要とされる、大事な人と思ってもらうためには”自らの努力が必要”という意。改めてこの言葉を胸に刻む日々。高校時代ともに白球を追った太田消防長とは大の親友。ファンの多いフェイスブックはしばらくは休止なのだそう。あのお茶目な日常が垣間見られなくなるのはすこし残念。記者にとっても”理想の上司ナンバー1”である。
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