愛川町が今年度、一人暮らし高齢者を対象に見守りロボットを貸し出す実証実験を行う。このロボットは会話でコミュニケーションを取れるほか、離れた家族との連絡機能などを備えており、AIを活用した新たな見守り方法として来年度の本格導入を検討する。
新型コロナウイルスの影響により、住民間の交流や離れて住む家族の訪問機会が減少している。社会活動が減少することで、一人暮らし高齢者の孤立や心身機能の低下、介護リスクなどが懸念されている。
全国的に高齢化が進むなか、町では、NEC製のコミュニケーションロボット「PaPeRo i(パペロ アイ)」を使った実証実験を7月から9月の2カ月間行う。自治体での同ロボット導入や実証実験は、愛川町を含めても全国で6例ほどで、東日本では初の取り組み。愛川町では、4月30日までに応募のあったモニターの高齢者など10世帯がロボットの機能を体験する。
ロボットは、1日3回高齢者の写真を撮って遠方の家族に送信する「見守り」機能や、天気予報やニュースなどを教えてくれる「音声リクエスト」などがあり、撮影が丸一日滞ったり、緊急通報ボタンが押されると離れた家族にアラームメールが届く機能もある。また、離れた家族側から高齢者宅の室内を撮影することや、写真やメッセージを送ることもできる。
実証実験では町が費用を負担するため、今年度予算で83万9千円を計上。担当の町高齢介護課によると、本格導入時にも利用者の費用負担軽減を検討しているという。
実証実験後は、モニターの高齢者へのアンケートを行い、回答を分析したうえで、本格導入するかを総合的に判断していく。
同ロボットについて詳しくは同課【電話】046・285・2111へ。
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