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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2021.09.03

厚木観光漁業協同組合の代表理事組合長を務める
濁川 謙二さん
厚木市金田在住 70歳

厚木の自然に魅せられて

 ○…厚木市内の相模川三川合流点を中心に、中津川下流域、小鮎川、清川村の谷太郎川などを管轄する厚木観光漁業協同組合の代表理事組合長に就任。舵取り役として初の鮎釣りシーズンも後半を迎えた。厚木の魚と言えば鮎。夏の魚というイメージだが、「これから鮎も卵を持ち始めます。秋の子持ち鮎も美味しいですよ」と満面の笑み。

 ○…釣り場の整備や魚類の放流だけでなく、鮎を使った料理教室や鮎の塩焼き専用のキッチンカーを運用するなど、「観光」という言葉がある通り、鮎を観光資源として様々な取り組みを行ってきた。現在の組合員は316人。自身も20代から活動し、45年以上厚木の川の魅力を伝えてきた。近年は多くの漁協で組合員の減少や高齢化が課題であり、「若い人に関心を持ってもらえるように、近隣の漁協や観光協会、行政など、皆で協力してPRしていくことが大切」と語る。

 ○…生まれは新潟県。幼いころから、川と魚に親しんできた。飛行機などの整備士として、就職を機に厚木市へ。新潟では馴染みの薄かった鮎だが、習性を利用した友釣りをはじめ、様々な漁法がある奥深さにのめりこんでいった。「友釣り、コロガシ、毛ばり、投網など、どれも違った楽しさがあるんですよ」と言葉に熱がこもる。山育ちだけあって、渓流釣りや狩猟も経験豊富。猟友会にも所属し、シカやイノシシ、カワウなどの鳥獣害対策にも尽力する。

 ○…2人の子どもは独立し、現在は夫人と義母の3人暮らし。3人の孫にも恵まれた。山に川に家庭菜園と「ほとんど家にいない」という根っからのアウトドア派。「厚木は身近に川も山もある良い所。たくさんの方に厚木の自然の魅力をもっと知ってもらいたい」と目を細める。

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