厚木・愛川・清川 人物風土記
公開日:2021.12.17
清川村に拠点を移した(一社)しっぽ村の代表理事を務める
深津 彰詞さん
厚木市林在住 45歳
犬猫たちのために
○…11月に厚木市内から清川村宮ヶ瀬に拠点を移した(一社)しっぽ村の代表理事を5月から務める。『しっぽ村アダプションセンター』と名付けられた新拠点は、保護犬猫の診療や不妊・去勢手術が可能な設備も整い、従来の活動の拡充・促進が図られる。「皆さんに支えられ、自分たちでも工事をし何とか完成しました。ただ本当に大変なのはこれから。この施設を犬猫たちのためにどう活かしていくか」と表情が引き締まる。
○…福岡県で生まれ育ち建築関係の会社に就職。転勤で関東へ。そんな折、東日本大震災が発生し先輩の誘いで現地に赴く。倒壊した家屋の解体や避難所への物資の配送などを手伝っていると、「家に残してきた猫や犬が心配。保護してもらえないか」と声を掛けられることが多くなり、保護活動に動く。そこで出来上がったコミュニティが『しっぽ村』の原型だ。「助けたい一心。アクションを起こしたら協力してくれる人が多かった」と感慨深げ。
○…現在は夫人と二人で厚木市に暮らすが、休みの日も電話が入るなどほぼ毎日仕事と関わりのある生活。夫人とも同団体立ち上げで知り合い、今も夫婦揃って取り組む。「お互い同じ作業や活動をしているので、一番の理解者」と、和める時間も共有できている。
○…「誤解を恐れずに言えば、『おうちで看取られて最期を迎えた』という報が一番うれしい」としみじみ。「活動はまだまだスタッフが犠牲を強いられている状態。ボランティアさんを含めて皆が安心して働ける環境・組織を作っていきたい。そのために、またさらに活動の充実を図るために、現在行っているクラウドファンディングにも協力いただけるとありがたい」。視線は常に犬猫たちに向いている。
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