厚木・愛川・清川 人物風土記
公開日:2022.03.18
宮ヶ瀬ダム水とエネルギー館の館長を務める
溝呂木 正さん
愛川町半原勤務 65歳
いつでも自然と共に
○…水源地の重要性やエネルギーについて体験しながら学習する「宮ヶ瀬ダム水とエネルギー館」。3月9日には、水力や風力、太陽光など発電をテーマにした電気ゾーンがリニューアル。「脱炭素や再生エネルギーが注目を集めるなか、生活に欠かせない電気が自然から生み出されていることを知ってもらえたら」と笑顔。
○…コロナ禍前は年間約15万人が訪れ、社会見学や遠足などで県内の約40%の児童が同館で宮ヶ瀬ダムの水源地としての役割や発電の仕組みを学んでいたという。「生まれた時からダムがある子ども達にとっては当たり前の存在かも知れませんが、建設にあたっては先人たちの努力や協力があった。そのこともしっかりと伝えたい」と湖面を見つめる。
○…厚木市出身。厚木小、厚木中、厚木高校を卒業して東京学芸大へ進学。海老名市で小学校教員を務め、県央7市町村の教育委員会をまとめる県央教育事務所の所長も務めた。教員時代は、専門が社会科だったこともあり、宮ヶ瀬ダムに沈む前の地域を写真に撮り授業に活用するなど、「宮ヶ瀬はいつも気になる場所だった」という。定年を迎えた5年前に声を掛けられ館長に。宮ヶ瀬は「不思議な縁」のある場所だ。
○…若い頃から山が好き。大学時代はワンダーフォーゲル部に所属し、今もOBの集まりなど月に1度は山へ。これから温かくなると、自宅のウッドデッキや屋上に七輪を置き魚や肉を焼いてプチアウトドアの「お外ご飯」を楽しむ。今は夫人と愛犬の暮らし。父の背を見て育った二人の子どもは独立し、長男は小学校、長女は幼稚園の教員に。自身と同じ教育者の道を選んだことに「やっぱり嬉しいですね」と柔和に微笑む。
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