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公開日:2022.03.18

厚木児童相談所
個室化で保護環境を整備
新施設へ4月1日に移転

  • 新しくなった厚木児童相談所=提供写真

  • テープカットの様子=提供写真

 施設の移転・新築が進められていた厚木児童相談所が完成し、3月13日に竣工式が開かれた。黒岩祐治神奈川県知事や所管地域の首長らが来賓として出席し、大切な子ども達を守る決意を新たにした。

 厚木児相の移転・新築は築50年を迎えた建物の老朽化に伴う対応。県は2017年度に所内プロジェクトを設置し、基本方針を整理して再整備に向けてスタートした。

 児童虐待に関する相談が全国的に増えるなか、と2020年度の相談件数は県全体の6231件に対し、厚木市・海老名市・座間市・愛川町・清川村を所管する厚木児相は1836件で全体の約3割を占めた。

 新施設は、児童にとって安心・安全な空間の創出と相談支援機能の充実を図るとして、一時的に児童を保護する居室を個室化し、面接室は9部屋から22部屋に増設した。またすべての来所者に利用しやすい施設を目指すとして、ユニバーサルデザインに対応。エレベーターや授乳室を配置した。建物は既存施設から北側へ約400メートルの場所に建設。鉄骨造3階建て、延床面積は3045平方メートル。

 竣工式には黒岩知事や小島健一神奈川県議会議長、小林常良厚木市長、小野澤豊愛川町長、岩澤吉美清川村長、内野優海老名市長、佐藤弥斗座間市長のほか、警察、福祉団体、支援団体などの関係者が出席。テープカットを行い施設の完成を祝った。厚木児相は一部業務を3月20日から新施設で行うとしており、4月1日の移転後に、本格的な運用開始を予定している。

 厚木児相の栗山仁所長は竣工式後、「児童相談所は大切な子どもの命を守ることが使命です。地域に支えられていることを胸に刻みながら、使命を忘れることなく地域に貢献する活動を展開していきたい」と話していた。

※  ※  ※

厚木児童相談所

(移転後住所)厚木市水引2の11の7/【電話】046・240・6430

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