7月23日(土)愛甲三郎納涼祭りを主催・宿愛甲商工振興会の会長を務める 橋本 靖博さん 厚木市愛甲東在勤 62歳
期待に応え、団結を形に
○…愛甲石田駅近くの夏の一大イベントといえば、愛甲三郎納涼祭り。大河ドラマに重なる鎌倉時代、愛甲の名を歴史に刻んだ武将を称え、甲冑パレードも登場する。40年以上開催されてきた行事で「地域の方は子どもの頃から知っている祭りなんですよ」とメガネの目を丸くした。前回まで中止を余儀なくされてきたが「そろそろどうか」という声をうけ、春から準備してきた。例年どおりとはいかないまでも、久々の歩行者天国にキッチンカーや大道芸と、面白さはぎっしり濃縮されている。
○…出身は北海道の釧路。少年時代はトウモロコシやジャガイモなど、北の幸を飽きるほど食べて育った。港町で水揚げされるサンマは3匹で1円だった思い出がある。出荷用ダンプカーから落ちた魚を拾って、学校の弁当のおかずにしたのが懐かしい。少年は家では機械いじりが好きで、目覚まし時計を分解しては並べてみたり。「組み直せなくて家族によく怒られましたよ」。得意分野の工業系大学に進学し、上京。そのまま首都圏で就職した。普段は井戸の掘削や保守に携わり、地面の下が専門分野。普段からあまり目立たない。
○…35年前に愛甲石田駅近くの事業所に配属され、近くに居を構えた。年月が経ち駅は立派になり街も変わった。変わらないのは人々のあたたかさ。「入りなよ」と声をかけてもらい振興会に参加してきたが、会議になれば若手をはじめ様々な世代がアイデアを寄せる。まとめ役の会長を任されて2年目、改めて感じているのは会の絆。「まつりの準備で竹を伐りだした時は暑くて至るところ蚊に刺されてね」。名刺にも堂々と「元気に明るく一致団結!」の文字。仲間との苦労を語る横顔に幸せと誇りが溶け込んでいる。
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
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