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公開日:2022.08.19
社会医療法人社団三思会
ミャンマーで診療を再開
現地の医療不安の解消へ
社会医療法人社団三思会(野村直樹理事長/厚木市船子)は、情勢不安等の影響で昨年5月から休診していたミャンマーの「ヤンゴン・ジャパン・メディカルセンター(YJMC)」の診療を8月1日から再開した。
YJMCは、日本の医療機関として初めてミャンマー投資委員会(MIC)の認可を取得した健診クリニックとして、2019年2月にミャンマー最大の都市・ヤンゴンに開設された。
日本式の医療サービスを日本語・英語・ミャンマー語の3カ国語で受けられる医療機関として、在留邦人やミャンマー人に外来と健診サービスを提供してきたが、昨年2月の政変による在留邦人の減少等もあり、同年5月から休診していた。
同法人は再開に先駆け、昨年11月から在留邦人に向けたオンライン医療相談を開始。ミャンマーと三思会を繋ぎ、医療相談を受ける中で、現地での医療不安と再開を希望する声が多く寄せられたという。また今年3月の日本政府による技能実習生の受け入れや、7月からの観光ビザの再開もあり、6月には同法人のスタッフが現地入りして準備を進めていた。
再開したYJMCでは、健診サービスと保険キャッシュレスによる外来診療を実施。小児も対応可能なミャンマー人医師の対面診療と日本人医師によるオンライン相談が利用できる。また医療通訳も常駐し、受付から診察、会計まですべてを日本語で受けられる。
野村理事長は「神奈川で地域医療を行ってきた三思会として、ミャンマーでも日本と同様の医療を提供し、現地で暮らす皆さんの医療不安を解消する一助となれば」と話した。
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