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公開日:2022.10.28

ごみ中間処理施設
移転新築で起工式
3首長集い安全祈願

  • 多くの関係者が参加した起工式

  • 安全を祈念して神事が行われた

  • 完成イメージ

 厚木愛甲環境施設組合ごみ中間処理施設の安全祈願祭と起工式が10月22日、厚木市金田の建設予定地で行われた。起工式には小林常良厚木市長、小野澤豊愛川町長、岩澤吉美清川村長らが出席。3年間にわたる工事の安全を祈念した。

 厚木市、愛川町、清川村で構成する厚木愛甲環境施設組合では、3市町村の可燃ごみや粗大ごみを処理している現在の厚木市環境センターの老朽化から新施設建設を進めており、今年1月から造成工事が行われてきた。

 この日の安全祈願祭と起工式は、建設請負業者である「荏原・熊谷・小島・大野共同企業体」が主催。安全祈願祭では、神職によるお祓いや祝詩奏上のほか、鍬入れなどの神事が厳かに執り行われた。

 起工式では、3市町村の首長をはじめ、同組合議会の神子雅人議長、自治会関係者などが参加した。施行代表あいさつでは、同企業体代表である荏原環境プラント株式会社の大井敦夫代表取締役会長が「3市町村を環境分野で支えるという使命を、各企業の強みをいかしながら遂行したい。3年間にわたる工事となるが、安全対策を徹底して工事を進めていく」と、決意を語った。同組合管理者でもある小林市長は「18年前に組合を設立してからこの日を迎えることができたのは、地域の皆様の苦悩とご英断があってのことで感無量です。心から感謝を申し上げます。ごみ処理だけでなく、災害対策や憩いの場としても皆様の生活に役立てるよう、組合として責任を持って進める」と話した。

2025年12月供用開始を予定

 新施設は、現在の環境センター隣の厚木市金田1610の1に建設され、整備面積は約5・5ヘクタール。今年11月上旬から着工し、完成は2025年11月を予定しており、同年12月の供用開始を目指す。

 施設エリアは約1・8ヘクタールで、建物は鉄骨鉄筋コンクリート造で地下1階、地上6階建て。ごみ処理能力は、ごみ焼却施設が1日226トン、粗大ごみ処理施設が1日12トン。法規制値よりもさらに厳しい排ガスの自主規制値を設定し、焼却熱を活用した高効率発電や焼却灰の資源化など環境に配慮した施設となっている。

 この他にも、約3・7ヘクタールの緑地エリアが設けられ、平時は憩いの場として開放され、大規模災害時には可燃性廃棄物の一時保管場所として使用される。設計・施工の予算は246億9170万円。

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