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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2022.12.16

「保育腹話術師 てるぼ」として活動する
東海林(とうかいりん) 照子さん
厚木市飯山在住 55歳

子どもたちの笑顔を守る

 ○…相棒のパペット「やっちゃん」たちとともに保育士や親子のもとに赴き、腹話術で笑顔にする「保育腹話術師 てるぼ」。保育士や親に向けて、保育現場や育児でパペットを有効的に活用する方法や、子どもに向けてパペットを通して「ふわっと言葉とちくっと言葉」といったコミュニケーションを円滑にする言葉や方法を伝えている。「子どもたちの笑顔を守りたい」。そんな思いを胸に、21年間、活動してきた。

 ○…短大を卒業後、幼稚園教諭に。結婚後、「自分の子どもは自分で育てたい」という思いで一度は辞めるも、3番目の子どもの小学校入学を機に復職。自分を信じ切って見つめ、言葉を投げかけてくる子どもたちの澄んだ瞳に魅せられ、幼稚園教諭の仕事の世界にはまった。腹話術は、幼い頃からずっとやってみたいと思っていた。願いを実現すべく、教室に通い、技術を習得。自身の子どもたちの審査を経て、学童や児童館で講演をするようになった。

 ○…家庭では、三姉妹の母。娘たちが受験生になる度に自身も様々な勉強をしてきた。長女の時には、カラーセラピー。次女の時は、アートセラピー。三女の時には、通信大学に入学し、発達について学び、論文まで書いた。「全部、今の活動につながっている」と明るく笑う。

 ○…コロナ禍で子どもたちが見えないストレスと戦う日々は続いている。そんな時だからこそマスクを付けずにおしゃべりできるパペットたちの可能性を信じる。「人形相手だったら話せることってあると思うんです」。近い将来、気軽に子どもたちがマスクを外し、パペットと触れ合えるようになった時には、パペットが子どもたちの心の拠り所になるような場をつくりたい。

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